ジンバブエ・ドルが年率

朝日新聞ジンバブエ・ドルが「ある月に年率換算で2億%のインフレ」という記述を読んだ。
http://www.asahi.com/international/update/1230/TKY200812300156.html

が、もし、1ヶ月で3.1倍になったら2ヶ月で10倍、12ヶ月で1000000倍(1億%)なので、
その月だけを見ると4倍くらい(それでもすごいけれど)にしかなっていないのに年率換算だと2億%になってしまうのではないだろうか。これは誇張表現だと思う。
それとも7月だけで2億%/12のインフレだったのだろうか。もし、そうなら、年2億%というのは少ないと思う。
朝日新聞は年率換算だけでなく、その月に実際どれだけインフレしたのかを書くべきだと思う。

もし、年率だけを使ったら、1日で株価が5%下がった日は1年が200日として、単純な掛け算で年率1000%(株価マイナス)、指数計算で99.99%の下落率ということになってしまう。

特にこういう異常な状態で年率だけを使うのは数のマジックとしては面白いがミスリーディングではないだろうか。同じ様な異常な状態が1年続くわけはないのだから。特に株価や為替は将来の価値を予測して変動することになっているので、1年同じ状態が続くという仮定はおかしい。